ヴォーカロイド『鏡音レン』
キャラクター・ボーカル・シリーズの第2弾に男女のボーカルを収録するというアイデアは開発の初期段階に一度断念されており、女声の鏡音リンだけで開発が進められていた。しかし初音ミクの爆発的な売れ行きを見たクリプトンは得意なジャンルを変えるだけではインパクトに欠けると考え男の子を加えるというアイデアを再び採用、鏡音レンが同梱されることとなった。このことは鏡音リン公式発表の際にも明らかにされず、2007年12月3日にサプライズとして発表された。また、鏡音リン・レンACT2へのアップデートの際にも2008年5月28日の音楽情報科学研究会での発表[17]に先立ってクリプトンのホームページで従来バージョンの「鏡音リン・レン」の画像がめくれかかっているかのように表示し、アップデートを匂わせるという演出が行われている。
名称の由来については、苗字の「鏡音」は「鏡に反射する音」というイメージから。名前は「リン」は“鐘”、“鈴”などに置き換えられ人々を呼ぶ音というイメージ、「レン」は連なる存在として“連”。名前のラテン文字表記は「RIN」「LEN」で、LR(左右)の意味も含められている。