
涼宮ハルヒの憂鬱
涼宮ハルヒの憂鬱ストーリー
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」県立北高校入学早々、このぶっ飛んだ自己紹介をした涼宮ハルヒ。見た目は美少女なのだが、その性格は唯我独尊・傍若無人・猪突猛進であるため、クラスで孤立していった。そんなハルヒに好奇心で話しかけた「一般人」であるキョンという変わったあだ名のクラスメイトとだけは会話をしてしまうようになる。ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめるクラブがないことを嘆いていたハルヒは、キョンの発言により自分で新しい部活を作ることを思いつく。キョンを引き連れて文芸部部室を占領し、また唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、メイド兼マスコットとして上級生の朝比奈みくるを「任意同行」と称し拉致。さらにハルヒ曰く「謎の転校生」の古泉一樹を加入させ、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる。ところが、ハルヒが適当に集めた長門有希・朝比奈みくる・古泉一樹の3人は、それぞれ本物の宇宙人・未来人・超能力者で、それぞれの属する組織から送り込まれて来たのであった。彼らの目的は、ハルヒが無自覚に持つ能力「世界を思い通りに改変し、望んだとおりの出来事を発生させる能力」の観察、監視。キョンはハルヒに選ばれた人物であり、ハルヒにとっての「鍵」であると言う。漫画のような話をキョンはにわかに信じられなかったが、キョンやSOS団の周辺に異常な出来事が起こるようになり、キョンも数々の体験をしていく中で3人の話を信じざるを得なくなった。ハルヒだけが気付かないまま、キョン達SOS団メンバーは異常事態の処理やハルヒの退屈しのぎのために日々奔走する。